トウ・トイカメラコレクション。110フィルム使用の可愛いプラスチックカメラ達
こんばんは。お久しぶりに更新させていただきます「嗚呼、カメラ殿」は今回で第二十回となります。
読んでいただいた方、本当にありがとうございます。
本日紹介させていただきますのは、かつてポケットフィルムと呼ばれ流行した、110フィルムを使用する小さなカメラ達です。
とても可愛らしく、個性的なカメラ達。
私は彼らのことが本当に好きで……ついつい集めてしまうのですよ。
小さな小さな110フィルム
フィルムには様々な規格があり、その中には現在主流の135フィルムよりも、遥かに小さなものも存在します。
その小さなフィルムの内、写真用として最も流行したのは110フィルムではないでしょうか。
もうだいぶ前に廃れてしまい、現像してくれるところも少なくなりましたが、一応現役で生産されているフィルム規格の一つとなります。
流行した規格なだけあり、110フィルムを使用するカメラには様々な製品が存在します。
有名なところでは、超小型レンズ交換式一眼レフカメラ、PENTAXの名機AUTO110がありますね。
AUTO110は本当に作り込まれており、実に素晴らしい逸品なのですが……その素晴らしさについてはまた後日語らせていただくとして、そろそろ、本日の主役たちを紹介させていただきましょう!
本日語らせていただきますカメラ達は、こちらでございます!
「チープ」と言われてしまいそうな、プラスチック製の110カメラ達。
これが実に愛らしくて、ついつい集めたくなってしまう品々なんですよ。
トイカメラ?いやいや尊いカメラ
なにをいきなりダジャレを言っているのだと思われてしまうかもしれませんが、これから紹介させていただくカメラ達は、実に愛らしく、本当に「トウ・トイカメラ」と呼びたくなってしまう存在です。
もはやそういうジャンルを作ってもいいんじゃないかとすら、個人的には思うほどです。
さて、私の戯言はここまでにして、早速一台目を見ていただきましょう。
こちらは私が、この手のカメラを集めるきっかけとなった一台。
ファインダーは折りたたみ式、チャージしてシャッターを切るだけの超シンプル構造。
実は110フィルムは、こういう小さなプラカメの宝庫だったりするのですね。
このカメラは、キーホルダーとしてぶら下げることができます。。
実はこのキーホルダー仕様は珍しくもなんともなく、このジャンルのカメラを集めているとよくあることです。
いかに、このタイプがおもちゃ的な楽しみ方をされていたかが、よくわかりますね。
(キーホルダー金具を下にはさみこみ、なんとかごまかしていますが……)若干傾いているのは、そういう作りだから。
110フィルム使用のプラカメは、平らな場所においた時にまっすぐにならない製品がちょこちょこあります。
こちら、購入した時は「110フィルムが入りっぱなしなのかな?」と思いましたが、実は違いました。
MICRO110 COIN BOX。
110フィルムを模したコインケース付属という、なんとも嬉しいおまけつきだったのです。
こちらのカメラには、折りたたみ式のファインダーがついております。
これも、この手のカメラにはよくある仕様ですね。ただファインダーの作りが微妙に違ったりして、集めがいがあるところが嬉しいところです。
それではそろそろ、二台目を紹介させていただきましょう。ユニオンジャックがイカスこちらは、一台目よりもさらにコンパクトなタイプ。こういう感じで、カメラにはなかなか見ないデザインの製品があるところも、110フィルムカメラの面白いところですね。
こちらも、まっすぐ立ってはくれません。
ファインダーは折りたたみ式ですが一台目と違って、本体との接続は一箇所。
とはいえ、わりとしっかりついていますので、無茶をしなければ壊れることはないでしょう。
三台目は、折りたたみできる箇所が一切ないタイプ。こちらもハートのデザインが面白いですね。しかも形状も面白いので、かなり気に入っております。
コンパクトなのに、いろいろ出っ張ってる。こういう感じ、悪くありません。
ファインダーも固定式ですが、今までの二台と違って前後に大小二枠あります。高級ファインダー搭載と言って、良いのでしょうか?
ちなみに、二台目と三台目はキーホルダーにはなっていませんが、金具をとりつけるための穴は用意されていました。
このタイプのカメラは、本当に気軽に持ち運ぶことを意識されて作られているのですね。
四台目もファインダーが前後二枠あるもの。
三台目との違いは、前側は折りたたみ式、後ろはスライド式とファインダーを収納できることです。
ファインダー枠も太くて、かっこいいカメラですね。このカメラもキーホルダーになっております。
こちらは、コンテナハウスのような箱入りで購入しました。
きれいに収まってる姿が、可愛いです。
さて、110フィルムカメラ紹介まだまだ続きます。
お次は私の一番のお気に入り。超コンパクトに畳める、クジラマークつきのカメラです。
こちらよく見ていただくと、レンズ部分にシャッターが閉まっているのがわかるかと思います。カシャッと押す方のシャッターではなく、ガラガラっと閉める方のシャッターですね。
しかもこのシャッター…………左側のレバーを使ってスライドさせると……ファインダー登場!!!!
実に気の利いた仕様となっています。これならキーホルダーとして使っていても安心感がありますね。
最後の一台は、この黒々としたカメラです。
こちら、キャップ付きとなっていまして、外すと(この手のカメラにしては)とても大きなレンズが現れます。
魚眼レンズですね!
このカメラの凄いところはそれだけではありません。なんと……三脚穴付き!いわゆる細ネジと言われる、1/4インチサイズのネジ穴がついています。
深さも十分で、しっかりとプレートに固定できましたよ!
そんな感じで110フィルムのカメラ……面白いので、どんどん増えていってしまいます。
観賞価値も非常に高いし、場所は取らないし……コレクションとしてとても優れているジャンルだと個人的には思うのですが、みなさまいかがでしたでしょうか?